以前 note でこういう記事を書きました。
ループタグ付きの OGG, M4A ファイルを比較的楽に用意するための自分なりの手順なのですが、ぶっちゃけまだ面倒くさい。
そもそも WAV にループ情報書けるんだからそこから自動変換できればよくね？と思って調べていたのですが、一括で不要部分削除も複数形式変換もできるツールが見つからずに書いたのが上の記事です。
何とかしました。
はじめに
あくまで REAPER から書き出した WAV の処理を目的としているため、その他可逆圧縮形式からの変換はできません。ご了承ください。
REAPER でのループ WAV 出力は、ループしたい範囲でリージョンを作成し、出力時にリージョン情報を埋め込むことで可能です。調べれば分かると思うので詳細は割愛します。
さっきから REAPER REAPER 言ってますが要は smpl チャンクのループ設定を計算して ID3 のユーザータグに適用しているだけなので、 Wavosaur などでループ設定した場合も問題なく使用できるはずです。
How to Use
とりあえず以下から落として下さい。
解凍して ffmpeg.exe と AtomicParsley.exe 入れて wav を exe に D&D したら終わり！
Simple is best.
ただ動かすだけなら上記2個で問題ないけど、FFmpeg だと Opus のサンプリングレートに制限があるので、 opusenc は入れたほうがいい。
ループファイルの再生時間最適化や複数ファイルのD&D、テンプレートベースのメタデータのtxt出力に対応してます。詳細な使用方法は ReadMe あるんでそっち読んでください。
あとがき
ソース公開せずに python で実行ファイル作るにはどうすればいいか考えた結果がこれです。lwavconv.exe 自体は安定のPyinsyaller製（ソース付けなくてよかったんですねこれ）。
コマンドラインのexeをユーザーにDLさせる分には基本ライセンス関係ないとのことで、中身はかなり FFmpeg におんぶに抱っこ。正直このツール自体ではwavのカット作業とループ関連の計算・変換くらいしかしていない。
やりたいことは ogg と m4a のループ付き自動変換だけだったんですが、このまま配布はちょっと内容しょうもないなと思って機能追加しました。機能追加した結果複雑にしすぎた気はします。
… ini ファイル弄りづらいから GUI 対応しろって言われそうだけど、
さすがに金取らんとやってられんので、
永遠にこのままだと思われます。
ドニッチなんてもんじゃないし、これで金取るのは問題になりそうだし…